ユニバーサルデザインの看板とは?誰にとってもわかりやすいデザイン

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ユニバーサルデザインとは

ユニバーサルデザインとは、年齢や性別、国籍、言語に関わらず、すべての人が利用できるよう工夫されたデザインのことです。製品や空間など、何をデザインするにしても大切な考え方で、看板にしても例外ではありません。

バリアフリーとユニバーサルデザインの違い

ユニバーサルデザインと混同されやすい言葉として、バリアフリーがあります。バリアフリーデザインは、障害者や高齢者など、社会生活に補助が必要な方でも使いやすいように工夫されたデザインです。一方で、ユニバーサルデザインは、文化や言語など、さらに広くすべての人が利用しやすいように工夫されたデザインです。

ユニバーサルデザインの看板とは?

看板の役目は、看板が指している内容を正しく伝えることです。それでは、ユニバーサルデザインの看板とはどのようなものなのでしょうか。

ユニバーサルデザイン看板の配色

ものの見え方は、人によって異なります。特に、色の識別は差異が大きいことがわかっており、一般色覚と言われるC型の色覚を持つ日本人は全体の9割超に過ぎず、女性の500人に1人、男性の20人に1人はそれ以外の色覚を持っていると言われています。

多くの色覚の人にとって見やすい配色のポイントは次の通りです。

  • 明度に差をつける
  • 暖色系と寒色系を組み合わせる
  • 強調に使うカラーに注意する

明度の異なる色は、一般色覚でなくても異なる色として認識しやすいです。同様に、寒色系と暖色系の組み合わせも、広く色の差を識別してもらうことができます。

また、たとえば赤色は注意を引く色として使われることが多いですが、色覚によっては認識しづらいことがあります。多くの色覚の人にとって識別しやすい色としては「オレンジ」「水色」などを使うのがおススメです。

ユニバーサルデザイン看板のデザイン

ユニバーサルデザインを意識する場合、デザイン面で大切なのは次の3つです。

  • 文字の視認性
  • 多言語表記
  • ピクトグラムの積極採用

まず、伝えるべき内容をはっきりと大きく表示していることが基本です。内容によっては、JIS規格で定められているピクトグラムを使用することで、より多くの人が直感的に指し示す内容を理解することができるようになります。

インバウンド需要も高まっている昨今は、異なる言語の方でも理解できるように、英語や中国語、韓国語など、日本語以外の言語を併記するのもユニバーサルデザインだと言えます。

ユニバーサルデザインの設置時のポイント

ユニバーサルデザインの視点が必要なのは、看板の見た目だけではありません。サインの設置位置をどの視線の高さからでもわかりやすい場所にすることや、音声案内との併用など、看板の用途によって工夫すべきポイントを見落とさないことが大切です。

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