ネオン管とは?レトロサインの魅力と次世代のLEDネオンサインについて紹介します
繁華街などで見かけるネオンサイン。ガラス管にガスを充てんし、電流を流して発光させる視認性に優れたオシャレなサインです。しかし、昨今はネオン管によく似たLEDネオンを取り入れる人が増えてきました。この記事ではネオン管の特徴を解説し、次世代のLEDネオンについてもご紹介します。
ネオン管とは
ネオン管とは、ガラス管の中に不活性ガスを充てんし、電気を流して発光させるランプのことです。充填するガスの種類やガラス管によって様々な光らせ方ができるため、店舗のサインとして数多く採用されてきました。
ネオン管の仕組み
ネオン管は、原子に電子がぶつかると「放電」という現象が起きることを利用して光らせています。ネオン管の中に「ネオン」や「アルゴン」というガスを充てんしてガラス管の両端から電流を流すと、ネオンは赤色に、アルゴンは青色に光るのです。
なぜ様々な色を表現できるの?
ネオンは赤色、アルゴンは青色に光りますが、ネオンサインのカラーバリエーションは様々です。これは、ネオン管自体に着色することで表現しています。
ネオン管の魅力
ネオンガラス管の魅力は、主に次の2つです。
- 好きな形に加工できる
- 高い輝度
- レトロなビジュアル
発光したネオンの輝度は非常に高く、繁華街など数多くのお店が並ぶ場所でも視認性に優れています。ガラス管を職人さんが1本1本加工して形作るため、自由度が高く、オンリーワンのサインを製作することができます。ネオン管で製作したサインには他にはない魅力があり、現在でもそのレトロなビジュアルに惹かれる人は多いようです。
ネオン管のデメリット
ネオン管にはガラス管にしかない魅力がありますが、一方で、その性質からいくつか扱いづらい点もあります。
- 割れのリスクがある
- 設置のハードルが高い
- 配線が複雑
- 消防機関への届け出が必要
- 高圧のため室内に設置できない場合がある
- 外気温が低すぎるとガスが飛ばずにラインが消える
ネオンサインはガラス管にガスを充てんし、高圧電流を流して発光させるという仕組み上、割れてしまうリスクや万一感電した際に事故につながるリスク、設置ハードルの高さなどの問題を抱えています。
LEDネオンとは
そんな中、近年では、ネオン管のデメリットをクリアしたネオン風のLEDサインが数多く見られるようになりました。
LEDネオンは、シリコン製の扱いやすい素材で製作する、ガラスネオン管風に発光させたLEDサインです。発光源はLEDなので、希ガス類元素の「ネオン」という意味ではなく、あくまで「ネオン風サイン」という意味合いでLEDネオンと呼ばれています。
LEDネオンには、大きく3つのメリットがあります。
- 低コスト
- 設置が簡単
- デザインの幅が広い
LEDネオンは製作コストが安く、電気代もガラスネオン管に比べてかかりません。配線がシンプルなため、設置も簡単です。曲げが可能な範囲で様々な形を表現できます。
低コストなLEDネオンが広がったことで、店舗用のサインとしてのみならず、インテリア用など、さらに多くの人がネオン風サインを取り入れやすくなりました。
SSLIGHTのLEDネオン「シンNeonサイン」
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